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タイでの水事情 問題その1 断水編
タイの住居で 『水問題』 というと、大きく二つあって、一つは旅行者でホテルに泊まっていても問題な 『水質』。もうひとつが、『断水』。今日はその 『断水』 対策の、タンクの話です。
ホアヒンの家では一般に、外にタンクを設置して、水を一端タンクに溜めて、そこからポンプで家の中の水道に供給します。
ホアヒンの住居で一般的な上の写真のサイズのタンクは2000リットルですが、売り場へ行くと、大小様々なサイズで色々なデザインのものが売っています。
我が家のタンクの容量を決める時、先にホアヒンに家を持っている人何人かに聞いてみましたが、大きな家を持っている友人は12000リットルだというし、4000リットルという人もいるし、同じデベロップメントでは、2000リットルのタンク一つしか設置していない人もいて、他の人がどうしているかは全く参考になりませんでした(笑)。
まあ、ライフスタイルによるということなのでしょうね。
仕方ないので、大きな家を持っている友人ほどは必要がないだろうということと、4000リットルと言った人は、普段から余りやることに計画性がない人なので、うちは4000以上は確保しておいた方がいいのではないか・・・という、全く根拠になりそうもない理由から、6000リットル、2000リットルのタンクを3つ設置することにしました。
現在家の周りにコンクリートを敷いているところなので、それが終わらないと残りの2つのタンクは設置できないし、その後のステップのフィルターの設置もできません。
とりあえずは、建売の家に元々ついてきたタンクひとつで生活しています。
引っ越してきて1週間ほどたったとき、突然水が止まりました。
『あら断水か?』 と思って、外のタンクを確認にいくと、確かにタンクが空・・・。
ところが、旦那がさらに確認を進めると、実は断水なんかではなく、どこからもタンクに水が引かれていないという、驚きの事実が判明します。
まだ誰も住んでいないお隣に忍び込んで、どういう仕組みでタンクに水が引かれているか確認するも、ごく普通に水道管がつながっています。別に見えない何か特別な仕組みがあるようではありません。
その 『つながっている』 べき水道管が、我が家のタンクにはつながっていないということです。
とりあえずタンクに溜まっていた水があったので、タンクが空になるまで気がつかなかったということのようです(笑)。
家のリノベーションで水を使うので、ワーカーの人たちが水が出ないよ~と言っています。
こちらも、水がないんだよ~と応えますが、お互い急に水道管を敷けるわけではないので途方に暮れ・・・。
・・・と、しばらくしてワーカーの女性の一人が、水がでるようにしたからと手招きするではありませんか。
ついていってみると、隣の家の水道管からホースをつないで我が家のタンクに水を入れています・・・。
しばらくするとタンクはまた一杯になったので、これで水道管をつなげてもらうまで、1週間ほどは安泰・・・。
まだセトルメントがすんでいない空き家のお隣は、お隣の方が水道代を払っているわけではなく、水道代の請求が行っているとしたら、デベロップメントの会社のはず。
我が家に水道がつながっていないのも、デベロップメント会社の責任なので、そちらから水をいただくこと自体は問題ないのですが、ワーカーの方のとっさの対応が、いかにもタイらしくて笑っちゃいました。
どちらにしても水道管をつなげてもらわなくては困るので、早速デベロッパーに連絡をし、対応をお願いするとともに、隣から水を引いて対処した旨も伝えましたが、全然それで構わない・・・という感じだったので、そういうものかということですね。
まあ断水になった時、タンクひとつで二人が1週間はなんとか暮らせることが分かったので、それはそれで良かったともいえます。
タンクが3つあれば、ゲストが泊まっているときでも、2週間はしのげるということですね。
たまに断水するタイでも、連続数週間も断水することはまずないので、安心して暮らせます。
こういう時、コンドなど、各家庭ごとのタンクじゃない所はどうなっているのか、人ごとながら心配になります。
災害対策は、やはり人任せではなく、自分のコントロールがきく範囲で対処できるほうが安心です。