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ホアヒンのリタイアメント・ホーム

ホアヒンに住む女友達とは以前から 『夫に先立たれた後どうするか』 という話は頻繁にしていました。

男性陣には申し訳ありませんが、まあ統計的に女性の方が後に残される確率が高いわけで、リタイアで暮らしている世代の友人達にとっては、冗談半分、現実的な将来設計の話半分というか･･･（笑）。

私達の友人グループは、タイに骨を埋めるつもりで引っ越してきている人が殆ど。

数年前までは、みんなでチェンマイにあるリタイアメント・ホームに一緒に入ろう！っていう話で盛り上がっていました。

詳しいことは知りませんが、チェンマイに外国人を主なターゲットとしたリタイアメント・ホームがあるらしく、英語対応はもちろんのこと、欧米人のニーズにあったケアやサービスを売り物にしているとのこと。

まあこの先ホアヒンに同じようなのができてくれたらいいんだけどね～でいつも会話が終わるという感じでした。

そうこう言っている間に、Black Mountain にもリタイアメント・ホームができるらしいよ～という話が広まり、ちょっとの間話題だったのですが、既に売り出しも開始し入居者もいるようですが、私達の友人界隈には全く人気がありません。

それがこちら、Sansara。



元々 Black Mountain には一軒家からコンドまで色々な物件があって、不動産事業にも随分力を入れていますが、ここは当初から 『シニア』 に入居者のターゲットを絞って、ケアやアクティビティなども大きく全面に押していたので、おお～ホアヒンにもリタイアメント・ホームか！と一時は話題になりました。

でも蓋を開けてみると、中途半端な 『住宅＋ちょっとサービス』 みたいな感じで、その上 Black Mountain の辺りは住むにはちょっと遠い、住宅購入の費用が高い、ということで、リタイアメント・ホームとしての魅力はゼロ。

どちらかというと、『夫婦でホアヒンでこれからリタイアするんだけど、不動産購入からインフラ周りなど、面倒なことはお金で解決したい』 という富裕層ゴルファー向け住宅地･･･みたいになっています。

まあそれはそれで似たような人達が集まって住めば、それなりのリタイアメント・コミュニティはできるのでしょうが、私達が探していたそれとはちょっと違う。

そんな中最近オープンしたのが、こちらのSunshine International Retirement Residence。

こちらは正真正銘のリタイアメント・ホームです。



場所もBlack Mountain に比べるとずっと街中に近いし、不動産を購入するスタイルだけではなく、月額いくらという賃貸のオプションもあります。

主に提供しているサービスは以下の通り。

部屋は1ベッドルームのコンドでヨーロピアンスタイルのキッチン、リビングルーム、浴室、バルコニー付き。カップル用に一部2ベッドルームの部屋もあり。

• 週に1度タイマッサージかフットマッサージ
• 週に1度の洗髪
• 月に一度のマニキュアとペディキュア
• 各部屋には緊急時のボタン設置(24時間体制)
• 月に1度のヘアーカット
• 週に一度のベッドリネンの取り替えと洗濯
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• 毎日の部屋の掃除
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• 看護師が24時間在中
• 毎日の健康チェック
• 月に一度の血糖値チェック
• 3ヶ月に一度のコレステロールと中性脂肪値のチェック
• 月に一度の無料カクテルパーティの開催
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• 定期的に無料のカナッペやオードブルの提供
• 片道50バーツで街中へのシャトルバスでの送迎
• 併設のレストランからのルームサービスにはサービス料が無料
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• 無料WiFiとTV
• スイミングプールの利用
• 水道料金は一律月200バーツ
• 電気料金は使用量に応じて

これで今提示されている賃貸の料金は月約3万バーツくらいです。部屋の広さによっても違いますし、詳細なサービス内容等は変更もあると思いますので、興味のある方は直接 Sunshine International にお問い合わせください。

私は日本のリタイアメント・ホームの事は詳細も料金も知らないので比べられませんが、欧米のそれと比べるとかなり安いです。

私はメーリングリストに登録しているので、最新情報やイベントのお知らせなどがメールで届いています。

細々としたサービスは『より快適に』暮らすための追加サービスみたいなもので、一番なのは24時間体制のケアがボタン一つのところに在住していることですね。
それと手足が不自由な時などのケアが提供されるところ。

数ヶ月前一人暮らしの友人が手術をして、退院後普通に生活ができるまでのひと月をここで暮らしていましたが、大変気に入った様子。

彼女がいる間に他の友人達も訪ねて行ったらしいのですが、概ね良い感想ばかり。

残念ながら私達がホアヒンを離れている時だったので、私達は彼女のお見舞いには行けませんでしたが、そのうち見学に行こうかと思っています。

2ベッドルームは今満室で、当分空きがでないとのこと。
夫婦揃っているうちからでも、こういう所で暮らすのはラクですしね～。

病院で寝たきり生活をするほどではないけれど、一人で暮らすのは不安…という年齢、体調になった時に、自分のコンドの一室である程度独立した生活をしながら、必要なケアを受けられるというのは、今のところの最適解です。

最近また友人のご主人が癌でお亡くなりになったばかりで、本当に人ごとではありません。

もちろんひとり暮らしになる前でも、老老介護にならないように、二人で入るという選択肢もあります。

最近は私の友人達は、みんなここに入りたいと思っている様子。

まあそのときまでには、ホアヒンにもう少し似たようなサービスが増えて、選択肢と競争が多くなってるかもしれませんが。
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