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ホアヒンでの家探し
リタイアはタイの 『ホアヒン』 という街で、というところまで決まってから、年に2回はホアヒンに来るようにしていました。毎回1-2週間のホリデーですが、殆ど毎日ゴルフをするので、ゆっくり不動産めぐりをする時間は余りありません。
それでも、ヒルトン通り (勝手にそうよんでいますが、本当はちゃんとタイ語の名前がある道) に立ち並ぶ、不動産屋のウィンドーに掲示された物件をチェックしたり、フリー・ペーパーに載っている広告をチェックしたりはしていました。
ただ、不動産屋の釣り広告を眺めているだけでは、情報収集にもそろそろ限界を感じていたので、去年のクリスマス&年末年始の休暇で来たときには、1-2日、不動産探しのためだけに、日程をあけることにしました。

とりあえずヒルトン通りにある不動産屋に飛び込みで入ってみることにします。
助かったのは、入った2軒とも、イギリス人が対応してくれたことでした。
予算少な目とはいえ、安い買い物ではないので、私達のたどたどしいタイ語でやり取りするより、ここはやっぱり英語がネイティブの人と細かい話ができると、安心感が倍増します。

この時は、あわせて4-5軒見せてもらいましたが、いくらくらいの予算で、どんな物件があるのか、ということが確認できたくらいで、『ああ、この家を買いたい!』 と思うような物件には出会えませんでした。
それでも、フリーペーパーの広告を見ているだけでは分からない、ホアヒンの不動産事情が少し見えてきたし、『さあ、ここからが本格的な家探しのスタートを切ったのだ』という手ごたえはありました。
最初に驚いたのは、かなり狭いコンドの方が、一戸建ての家より、随分高い価格設定になっているということです。
一つには、コンドはだいたい海辺で景色も良く、街中に近い。
どこの国でも、『ロケーション、ロケーション、ロケーション』 とは言ったもので、不動産の価格は、1に場所、2に場所、3に場所で決まる、というのは、不変の真理のようでした。
コンドが高いもう一つの理由に、ホアヒンの不動産購入者の多勢を占める、バンコクにすむタイ人たちは、週末のホリデー・ホームとして購入するので、メンテナンスの簡単なコンドの方が人気があるらしいということです。

当初、予算が少ない我が家としては、家探しはコンドから検討を始めていたのですが、直ぐに方針転換を迫られることになります。
コンドに比べて一戸建ては街の中心地から離れているし、車がないと不便な場所だし、海からは離れています。
その代わり、狭いコンドに払うのと同じくらいの予算で、そこそこの広さの、プールと庭付きの家が買えます。
外国人はタイの土地は買えないので、以前は会社を設立して、土地を会社の保有として家を買うというスキームを利用している人が多かったようですが、最近は、家は買って土地はリースというスキームが一般的なんだそうです。
私たちが利用している弁護士も、以前は会社設立をサポートしていましたが、今はリースを勧めているそうです。
なので、当初は会社設立も検討していましたが、我が家もリースでいくことにしました。
コンドではなく、一戸建て。会社設立ではなく、土地はリース。
漠然と考えていたプランが、少しずつ軌道修正しながら具体化していきます。
それでも、まだまだ他にも決めなければいけないことが山ほど。
例えば、一口にホアヒンといっても、ホアヒンのどこにするか。
ホアヒンは東側は海なので、北か、南か、西という選択肢になります。
それぞれの方角に、いい点もあれば悪い点もあり、最初は特に、ここがいいという好みもなかったので、不動産も、一通りあらゆる方角を見て歩いていました。
買い物に便利だとか、ゴルフ場に近いとか、友人の家に近いとか…。
とりあえず、年が明けたら、次は家探しのためだけに戻ってくることに決めて、クリスマス休暇の不動産探しは終わりにしました。