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ゴルフと体力

ゴルフというと、『あんなのはスポーツじゃない』 という人が多い。
もちろん、たいていはゴルフをしない人の発言で、実際にゴルフをしてみると、実は結構体力が必要なスポーツだということを実感する。
よく、『ゴルフは年を取っても続けられる』 と言われるので、ゴルフをしない多くの人は、イメージだけで、ゴルフとゲートボールを ごっちゃ にしているのではないかと思う。
年を取ってもできるというのは、『元気な年寄りならできる』 ということで、普段の生活でも体力に自信がないようでは無理。
特に、タイのゴルフ場では、バギーに乗らないで、歩きでゴルフをする人が多いが、歩きで1ラウンドまわると、8キロから11キロくらい歩くことになる。しかもその間、平らな舗装された道を歩くわけではない。
さらに、歩くだけではなくて、その合間に棒を ぶるんぶるん 振るということも繰り返す。



[ホアヒンで1～2を争うプレミアムコース、Banyan Golf Club Hua Hin]
当然、10キロ前後のハイキングが、普通にできない人には無理、ということになる。
しかも、ちゃんとゴルフをするということは、週に何回もするわけで、『私だって10キロくらいのハイキングは大丈夫』 という人は、それを週に何度もできるか、今一度考えて頂きたい。
ゴルフ好きの人達は、ホリデーでは1～2週間、ほぼ毎日ゴルフをすることもある。
もっとも、一番分かりやすい、プロのゴルファーを例に取ってみると、当然ながら、彼らはバギーは使わず、毎回必ず歩く。
通常のトーナメントは4日間で、カットを通過できなければ、最初の2日だけだが、勝っていれば4日通しでプレーすることになる。
さらに、その前に練習のラウンドや、ProAmのラウンドなど、1～2ラウンドするのが普通なので、5～6日通しでプレーすることになる。
トーナメントが続くと、毎週トーナメントなんてこともあるし、彼らは試合当日の前後にも、練習をすることが多い。
10キロくらいのハイキングは楽勝！という人は、それを毎日続けられるか、もう一度自分の身体と相談していただきたい。



[ホアヒンで1～2を争うプレミアムコース、Banyan Golf Club Hua Hin]
私たちは、去年まで、年に2回ホアヒンにゴルフ旅行に来ていた。
8～9月のホアヒン・ゴルフフェスティバルの頃と、クリスマス・年末年始の頃の2回で、毎回10日くらい。
ビーチリゾートに来るのに、その間、一度も水着を持ってくることはなかった。
ビーチに行った時間を合計しても、1時間にも満たない。
何をしているかというと、当然毎日ゴルフ！
毎朝目覚ましで起こされ、ホテルで朝食を食べ、ゴルフに行って、10キロ歩き、夕方戻ってきたら、マッサージを2時間。夕食を食べて、TVでゴルフをちょっと観て寝る。
10日間、ほとんど毎日この繰り返し。
ゴルフ・ホリデーは、ほとんどミリタリー・キャンプ状態。体力がないと無理。
普段平日は仕事をしている日々でも、毎週土日はゴルフをしていた。
たまに何かの用で、1週間ゴルフをスキップすると、翌週は肩こりに悩まされたり、次のゴルフで肩が上手くまわらない。
久日ぶりにゴルフをすると、身体のあちこちが筋肉痛にもなるし・・・。
体力だけでなく、ゴルフは身体が硬いとだめなので、その辺も、普段運動不足のまま年寄りになると難しい。
私のまわりでは40代、50代でも、その硬さではゴルフは辛いよ～というくらい、身体が硬い人が多い。
腰痛をもってる人とか、ひざが痛いなんていうのは、もう年寄りではあたりまえのように思われるが、腰やひざが痛いのは、ゴルフには致命的だ。
うちの旦那も、他の欧米人と違わず、アジア人の私からすると、はぁ～？ というほど身体が硬くて、以前はストレッチとかヨガなどには全く興味がなかったが、ゴルフを始めてからヨガも始めた。
相変わらず、アジア人からすると、びっくりするくらい硬いが、昔に比べたらかなりよくなった。
ゴルフをする友人たちは、『健康維持のためにゴルフをするのではなく、ゴルフを続けるために健康を維持する』 と言う。
夫婦ともに、これから先も、あと10～20年くらいは元気にゴルフができるように、ホアヒンに定住しても、体力づくりを真面目にしていくことにする。
その為にも、ヨガやフィットネスのクラスや、ジムなどを、ただ今ホアヒンで色々リサーチ中である。

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