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ワイン・フリッジ (ワイン・セラー)
家の購入の手続きが進み、8月上旬には家具の搬入ができそうな目処がたったので、先週から家具や大型電化製品の買い物をはじめました。とりあえず大きな物が入ってしまえば、あとはゆっくり揃えればいい…。
鍵をもらえる予定日にベッドと冷蔵庫さえ搬入されれば、残りの家具は多少遅れてもいいくらいだし…。
まあ、殆どの家具は同じ店で注文したので、搬入が遅れるならベッドも遅れるだろうけど…。
ホアヒンで家具や電化製品を探していて、なかなか気に入ったものが見つからず、苦労したアイテムがいくつかありますが、その一つが 『ワイン・フリッジ』。
フリッジというのは、冷蔵庫という意味の英語、リフリジレイターの略。略といっても、英語を話す場合99%フリッジと言って、リフリジレイターということは、まず滅多にありませんが…。
ワイン+冷蔵庫という意味で、ワイン・フリッジとはその名の通りワインを保存する冷蔵庫のことです。
日本語ではなんていうのだろうと検索してみたら、ちょっと見たところでは ワイン・セラー というのが多いようでした。
英語でもワイン・セラーと言うこともありますが、英語でワイン・セラーというと、冷蔵庫ではなく、部屋そのものがワイン保存庫になっているところを指すのが一般なので、冷蔵庫はワイン・フリッジと呼ぶことが多いです。
実際、大富豪の邸宅じゃなくても、シドニーに住んでいる友人の家には、半地下になったところにワイン・セラーを構えている人達もいて『私達庶民がワイン・セラーを持ってるって言えば、冷蔵庫の方に決まってるじゃないか』 というわけでもないんですよね~。
ホアヒンでもいくつかワイン・フリッジを見かけましたが、そのほとんどが30~40本用の小さいサイズ。
(ホアヒンでも売っている小さいサイズはこんな感じ)
または、スーパーの店先で販売用のソフト・ドリンクの缶を入れてならべてある、安物の冷蔵庫みたいなやつ。
下の方がいかにも 『安物冷蔵庫』 という造りだし、フロントに Wine Cellar の文字とぶどうの絵がプリントされていて、安いレストランの一角にでもありそうな感じ。
フルサイズのわりに、中の棚の数も少ない。
(パナソニック製の安価モデル・フルサイズ)
さんざんホアヒン中を探してあるいて、これはと思うのは1台だけでした。
それも、電化製品店ではなく、家具屋の一角に展示されていたものです。積極的に売りたいというより、キッチンのディスプレーの一環のようでしたが、交渉すると売ってくれないことはないようでした。
(ホアヒンで1台だけ見つけた、フルサイズのまともなワイン・フリッジ/シーメンス社製)
CI24WP02 モデル詳細
どうしても他になければ、これでもいいか…と半ば妥協気味の気分になっていましたが、そんなに安い買い物ではないので、ここで諦めるのも躊躇します。
それで、シンガポールへの帰り道、バンコクでもう少し探してみることにしました。
意外なことに、バンコクでもワイン・フリッジの市場は似たようなもので、大型電化製品店にあるのはほとんどが小さいものばかり。
あとは、ホアヒンでみたのと同じシーメンスのか、人気なのは Vintec という会社のもので、これは何ヶ所かでフルサイズ・モデルを扱っていました。
その中で気に入ったのは、SEAMLESS Stainless Steel シリーズというデザイン。
付属の棚の数が多いし、Siemens のような大きな取っ手がないのが気に入りました。
(Vintecのフルサイズ)
V155SGeS3モデルの詳細
Siemens のも Vintec のも、サイズ、価格ともに似たり寄ったり。
あとは、交渉してどれくらい安くなるかで、価格に大きな差がつけば安いほう、そうでなければ Vintec のを買おうということになりました。
このサイズのワイン・フリッジは150~170本用ですが、我が家ではそんなにワインは入れません。
いつも、ワイン・フリッジの下3分の1くらいは食料品を入れるために使っています。特にフルーツ。
バナナなど、冷蔵庫に入れるとすぐに茶色くなって、冷蔵庫に入れられないようなフルーツにワインフリッジは最適なんです。
シンガポールやタイの室温は常に高いし、湿気も多くて、ダイニング・テーブルの上なんかに置いておくと直ぐに駄目になります。
それでも家族の人数が多ければ、悪くなる前に食べて終わってしまうのでしょうが、我が家のような2人所帯ではそれも望めません。
そういう時、ワイン・フリッジは実に便利。
ワイン・フリッジの中の温度設定は、冷蔵庫よりはずっと高めで、シンガポールの常温よりはずっと低め。
だいたい、温暖な気候の国の冬の室内の温度くらいです。
好みに寄りますが12度から17度くらいで設定している人が多いと思います。
これがワインだけでなく、フルーツをキープするのにもピッタリの温度なんですよね。
更に、日本ならキッチンのキャビネットにでも保管するような、口をあけた粉類や乾物など、高温多湿の気候では常温での保存管理が難しいものも、我が家では全部ワイン・フリッジ行きになります。
更に、これは他の人もよくやっていることですが、真ん中あたりの段は、ワイングラスを入れるのに使っています。
グラスも程よい感じの温度で、同じ温度のワインを注ぐのにいいんです。
ビール飲みの人が、ビールを注ぐグラスを、冷蔵庫に入れているのと同じ感覚ですね。
そうこうしていると、実際にワインを入れるスペースは、小さめのワイン・フリッジよりも多少広いくらい…というところです。
タイの気候はシンガポールの気候に似ているので、ホアヒンでも食料品保存に活躍することは間違いないです。