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『デベロップメント』と呼ばれる一軒家の集合住宅
普段私がブログで『デベロップメント』と呼んでいるのは、ホアヒンでよくみる一軒家の集合住宅のことです。日本では余り馴染みのないスタイルの住宅ですし、デベロップメントって言われてもよく分からないよ~という声が度々届いていましたので、今日はちょっと詳しくその話をしたいと思います。
アメリカだとゲーテッド・コミュニティなんて言い方をよくしますが、一区画の周りを塀で囲んで入り口にはセキュリティがあり、人の出入りをチェックしている中に何軒も家が建っている集合住宅タイプの一軒家。
デベロップメントという言葉自体は、開発とか開発地という意味で使われることが多い単語ですが、一つの開発単位になっている集合住宅地を、私たちは『あのデベロップメントは~』とか『うちのデベロップメントでは~』というように使っています。
そうすると、家一軒をさしているのではなく、その塀に囲まれた集合住宅地全体を指し示しているのが分かるということです。
例えばこの Read Mountain というのは、うちの近所のデベロップメントですが、この Red Mountain と呼ばれる一画に、沢山の一軒家が建っています。
リンクを見ていただくと、そこに建っている住宅の写真なども掲載されていますので、ご参考まで。
またこの開発業者は今 Woodlands というデベロップメントを開発中で、下記のイメージ図はそのレイアウト図です。
この外回りが塀で囲まれていて、入り口にセキュリティゲートがあり、セキュリティの人が常駐しています。
レイアウト図を見ていただくと分かるように、中の区画のサイズや形も色々で、同じデベロップメントの中の家と言っても、売り出される家のサイズもベッドルーム数も価格も様々です。
各区画に一軒家が建ち、それぞれ区画が更に塀で囲まれる形になります。
もちろん各デベロップメント毎に特徴もあり、なかの道路の幅も様々。
ビル一つの中に沢山ユニットが入った形のコンドが、平地に一軒家としてばらばらになった感じですかね。
共有スペースの管理や、セキュリティなどもありますから、マネジメントフィー(管理費)を取られます。
この管理費がいくらで、その中に何が入っているかはデベロップメントによって色々。
Red Mountain のように、自社で管理会社も運営しているところもあれば、うちのデベロップメントの様に、管理会社を選んで外注しているところもあります。
こういったデベロップメントの一軒家を購入する際は、そこの管理費が月いくらで、その管理費の中には何が入っているかを確認するのも大切です。
ただし、うちのデベロップメントのように、家を買ったときと今では管理会社が変わっているところもありますから、あくまでも購入時点での状況確認でしかありませんが・・・。
また、ホアヒンの多くのデベロップメントは、電力会社からの直接のメーターが、デベロップメント単位でしか来ていないく、、各家のメーターは管理会社が管理しているというところも多いです。
電力会社からのメーターが各家に来ているところは、各自直接電力会社に電気料金を払います。
そうでないところは、電力会社からきた請求書を、管理会社が各家に請求するというスタイルになっています。
その際、管理会社が請求する電気料金の単価が、管理会社によって大幅に違います。
安い所と高い所だと倍くらい違います。
この辺の話は前に『電気代』に詳しく書いてますので、よかったらそちらもどうぞ。
同じデベロッパー(開発業者)が建てているデベロップメントは、全然別の場所にあっても、内装やデザインが似通っているところが多いですね。
もちろんこういった集合住宅地に建たない、全くの一軒家というのも沢山あります。
タイ人はそういう家を買う人が多いですが、特にタイ語が不自由な外国人や家を空けることが多い人は、管理会社がまとめて色々やってくれたり、セキュリティがある所がいいと思う人が多いようです。
特に一年のうち、ある一定期間しかホアヒンにいない人達は、いない間庭やプールの手入れなどもしてくれて、何かあっても管理会社から連絡が入るというのは重要なポイント。安心して長期で家を空けられるというものです。
タイ人の奥さんが色々やってくれて、いない間も奥さんの家族が家を見張ってくれる・・・なんていう状況でなければ、外国人で普通の一軒家というのはハードルが高いでしょうね。