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タイ・ホアヒンへの移住 & 早期リタイア生活の話などをいろいろと~
国際結婚夫婦が、セミ・リタイア以降はタイのホアヒンで~と思いつくまでの過程から、その後の計画、タイ・ホアヒンへの移住や、タイでの生活などの話をいろいろとお届けします。時々、国際結婚の話や、ゴルフの話なども。気力があれば、たまにタイの政治情勢なども。'早期定年退職'、'老後は東南アジアで'、'ゴルフ・リゾート'、'のんびり暮らす'、などのキーワードで検索中の方は、たまにお立ち寄りください。

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Covid-19の状況下 - 一時的避難でホアヒンに一軒家を借りる場合の注意点

最近英語人・日本人の友人達から立て続けに『ホアヒンに一時避難で1-2ヶ月住もうと思うんだけど』と相談を受けて、その時に同じ話を何度もしたので、その辺りをブログにまとめてアップしようと思い、Covid-19の状況下 - ホアヒンの現状と、家を短期で借りる話を書いてきました。

Hua Hin Blog / Thailand



2週間の隔離があっても来たいと思っているシンガポール在住の友人たちや、バンコクのコンドで子供とロックダウン生活が辛くなってきたという友人・知人。

スペースを求めてホアヒンに避難移住してくる人は、Facebookのグループへの投稿を見ても増えているようです。

同じホアヒン内でも、厳しいロックダウン中は共有のプールも遊び場も使えなくなるコンドから、一軒家への引っ越しをする人も増えているようです。

短期で家を借りて住むといっても、コンドを借りて暮らすのとは勝手が違う点もあるので、今日は知っておいたほうがいいと思うことを少しまとめてみます。

前回は大体の家賃の相場(今はこういう状況なのでかなり安くなってきていますが、そうでない物件も交渉の余地があると思います)とロケーションの話をしました。
今回は、実際に物件を選ぶ際に気をつけるべき点について。

ここでは、ホアヒンでは主に 'デベロップメント' とよばれる、ムーバーン(塀で囲まれた集合住宅)にある一軒家を借りる想定での話です。



駐車場へのとめやすさ

ホアヒンで快適な生活をするには車は必須です。自分の車を運転してくることもできますが、そうでない場合は、ホアヒンに着いてからレンタカーを借りることもできます。

これは長期で住む家を買う人でも、購入の際によく考えずに買ったあとで後悔している人もいるのですが、家によっては自宅の駐車場に車をとめるのが容易でない造りのところがあるんです。
毎日のことなので、これは結構ストレスになります。

デベロップメントのセキュリティ・ゲートを通ってからの中の道が狭く、何度も切り返さないと車庫入れできないところがあるのですが、不動産屋さんと車で行っても、家の外に車をとめることが殆どで、実際に駐車場に車をいれないと気が付きにくいので、要チェックポイントです。

ピックアップトラックや大きめのSUVを運転する場合、特によく確認したほうがいいと思います。(友人宅はサイズ的に切り返しするスペースが足りなくて大型車が入らないため、家を買ったあとで車を買い替えました)

家主またはマネジメント会社のリスポンスの良さ

何かトラブルがあったときに、大抵はマネジメント会社に電話をすれば対応してくれますが、コンドのように同じ敷地内に常駐していないところが多いので、連絡がすぐに取れるかどうかは要チェックです。

狭いホアヒンのことですから、常駐していない場合でも、車で5分くらいのところにオフィスを構えている場合がほとんどです。まあ問題が起こった際には、電話やメッセージでやり取りして、手配してくれる場合がほとんどなので、実際のオフィスの場所はあまり問題ではありませんが。

LINEやWhatsAppなどで相互登録させてもらって、ちょっとした質問などを送信してチェックしてみると良いかもしれません。

マネジメントに何が含まれているか

各デベロップメントにより、マネジメント費に何が含まれているかは違います
一般的なのは
- 24時間のセキュリティの常駐
- ゴミの回収
- 共有部分の清掃とメンテナンス
- 各家のガーデニングとプールの清掃とメンテナンス
- 街なかへの定期的なシャトルバスの運行
- 月イチの害虫駆除
辺りです。

うちの場合は、家を買った当時はシャトルバスの運行があったのですが、途中マネジメント会社を2度変えるにあたって、何度も住民の話し合いと投票があり、現在はシャトルバスの運行はしない代わりに、マネジメント費がその分安くなっています。

うちのデベロップメント内には17軒しかなく、みんな運転するので殆どシャトルバスを利用する人がいなかったため、そういう変更になりました。

ガーデニングは週2回、プールの清掃とメンテナンスは週3回来ます。

セキュリティは入り口に24時間常駐するだけでなく、夜中は定時に中を巡回して歩いてくれます。

ゴミの回収に、ゴミ箱を家の外に出して置かなければならないところ(うちは何もしなくても、全部やってくれる)、害虫駆除やプールのメンテナンスだけ別途外注する必要があるところなど、細かい点はそれぞれのデベロップメントによって違いますので、この点も、費用がどちらもちになるかも含めて契約前に要チェックです。

うちは別途外注しているのは週イチのお掃除だけですが、家によっては週2のガーデニングだけでは足りないと、別途毎日来るガーデナーさんを頼んでいたり、洗濯を頼んでいたりと、まあ色々です。

マネジメントに含まれていないことでも、費用はかかりますが大抵のことは外注できますので、一軒家に住むからといってそれほど自分でしなければならないことが増えるわけでもありません。

水道の話

タイではインフラの問題は避けて通れませんが、なかでも水問題は、タイ生活が長い方でも、ずっとバンコクなど都会生活の方には想像もつかないような問題があります。

一番最初にチェックするべきは、上水道が通っているかどうか
『はぁ~?』と思う人も多いと思いますが、ホアヒンではまだ上水道が通っていない住宅地もあります。
そういう場合は、以前の我が家のように井戸水が通っているか、井戸水もない場合は給水トラックで週に1-2度給水してもらうかになります。

上水道が通っている家のほうが多いので、短期で住む方は、よほど譲れないなにかがない限り、上水道が通っている家を選んだほうがいいと思います。

前回示した '住むのにお勧めのエリア' では、街なかに近い方(西/海側)はシティ・ウォーター、西側はプランブリ・ウォーターという水道局の管轄になります。
友人・知人の話を総合するに、プランブリ・ウォーターの方が格段に水質がいいようです。まあ水道管などが新しいからだとおもいますが…。

過去の水関連の記事は一応加筆修正して、読めるようにしてあります。


電気の話

同じインフラでも電気の方は水よりもトラブル自体は少なく、たまにある停電も増々頻度が減って、最近ではものすごい暴風の後にたまに数時間停電する程度になりました。

家を決める際に電気でチェックが必要なのは、トラブル関連ではなくて電気代です。

ホアヒンのデベロップメントでは、電気使用量の計測がデベロップメント単位で、電力会社からの請求もマネジメント会社に一括で行き、マネジメント会社が個々の家の使用量をチェックして請求し、各家は電力会社ではなくマネジメント会社に払うというスタイルになっているところが殆どです。

その際マネジメント会社が請求するKwあたりの単価がデベロップメントにより倍以上の差があったりします。

電力会社の単価以上に請求するのは法律に触れるから、そういう制度は廃止されたという話もバンコクなどからは聞こえてきますが、ホアヒンではまだまだ普通にこのシステムが使われています。

タイ語のできない外国人が多く、電力会社もこういった外国人と個々に対応するのが面倒なのかもしれません、たまに直接問い合わせをしても、マネジメント会社を通してくれと言われたりします。

うちの場合は、いままでマネジメント会社が2度代わり、3社目の今の会社と契約する時点で交渉して、Kw辺りの単価は電力会社と同じで、その代わり一軒100バーツ/月の手数料を払うということになっていて、以前に比べたら電気代が半分近く安くなりました。

電力の使用量の例ですが、うちの場合は二人なので、最大でも一度にエアコンを付けている部屋は2箇所。暑い時は昼間もエアコンを付けますが、なるべく使用時間を少なめにするように気をつけて、ものすごく暑い時以外は夜も一晩中はつけません。その代わり扇風機はかなり使っています。他はほぼ一日中使っているPCやTV、水タンクのポンプ、プールの水循環のポンプ、キッチンでは大型冷蔵庫とワインフリッジ、オーブンやエアフライヤー辺りでしょうか。

こんな感じで、涼しくて殆どエアコンを使わない月で3000バーツ代から、エアコンの利用時間が長い月や、1週間位友人が泊まりに来たときなどは5000バーツ代くらいです。
今まで一番高い請求が来たときで6000バーツちょっとでした。

家族で住んで、3ベッドルームそれぞれでエアコンを使って…ということであれば、だいたい5000バーツくらいだと思います。

マネジメント会社が請求してくる単価は、知っている限りではうちの倍のところもあります。
1-2ヶ月の期間限定だから気にしないという方もいるとは思いますが、思わぬ出費に驚かないように、ここも要チェックポイントです。

最近はポツポツとソーラー発電を導入している家も増えてきました。
うちの向かい側の家も数年前から導入しています。蓄電池は導入しなかった(まだまだかなり高額)ので、ソーラーパワーの電力を使えるのは日中だけとのことですが、電力を主に消費するのが日中のため、電気代は3分の1以下になったといっています。

ただし、ソーラー発電の装置の導入にはかなり費用もかかり、普通に生活していて元が取れるのが5~8年と言われているので、ソーラー発電のある家のオーナーの方は、電気代は月一率3000バーツなどと決めて請求している人もいます。(ソーラー発電があるからといって、必ずしも激安にはならない)
それでも実際の使用量からすると、お得な設定にはなっていると思います。

WiFiの話

WiFiは短期で借りる場合は、契約は持ち主で、借りる方は月単位で持ち主に払うという契約になる場合が殆どです。
持ち主によってはWiFiの契約は年単位でして、つなげたままになっているところもありますし、借り手がいるときだけ契約をオンにするようになっているところもあります。

ファイバーが来ている家も多く、WiFiの接続状況やスピードは結構安定しています。持ち主がどことどんなパッケージに契約しているかによって違いますが、別途請求されるとしたら、月500~800バーツくらいだと思います。

WFHの予定がある人や、今どきはYouTubeやNetflixを毎日観るという人も多いと思うので、心配な方は、スマホからログインさせてもらって、サクッとチェックしてみたほうがいいかもしれません。

ホアヒンではTrueなどより、3BB という会社が広く使われています。
トラブルがあっても電話一本で直ぐに来てくれ、サービスもよく、接続も安定しています。
街なかから離れた住宅地だからといっても、WiFiの状況は特に心配する必要はありません。




借りる家を決める際の要チェックポイントをまとめてみました。
こうやって検討していると、面倒な感じもしますが、実際にはそうでもありません。
特に短期の場合、ちょっとした不都合があっても、ほんの1-2ヶ月あいだのことですし。

賃貸物件が決まったら、あとはノンビリ過ごすだけです。
他の地域に比べると、まだそれほど感染者数も多くなく、なにしろスペースに余裕があるので…。

スーパーも余り混雑してませんし、MAKROなどで買い出しをして庭でBBQしたり、デリバリーを頼んだり。
庭の花を愛でたり、自宅のプールで暑さをしのいだり。小さな子どもを庭で走らせたり。
人のあまりいないビーチまでドライブしたり、ピクニックランチを楽しんだり。

ロックダウン下でも、少し羽根を伸ばして寛げると思います。





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