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タイ・ホアヒンへの移住 & 早期リタイア生活の話などをいろいろと~
国際結婚夫婦が、セミ・リタイア以降はタイのホアヒンで~と思いつくまでの過程から、その後の計画、タイ・ホアヒンへの移住や、タイでの生活などの話をいろいろとお届けします。時々、国際結婚の話や、ゴルフの話なども。気力があれば、たまにタイの政治情勢なども。'早期定年退職'、'老後は東南アジアで'、'ゴルフ・リゾート'、'のんびり暮らす'、などのキーワードで検索中の方は、たまにお立ち寄りください。

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Covit-19の状況下 - ホアヒンの現在の状況

当初は世界的にこんな状況がここまで長期化するとは思っていませんでしたが、まだまだ出口の見えないトンネルの中にいるような感じの今日現在。

タイは月初から更に厳しいロックダウン下にありますが、Phuket Sandbox (プーケット・サンドボックス) 政策がすすむなか、友人・知人、ツイッターのDMなどからホアヒンの様子をきかれることが増えてきたので、個々に返答していたことを少しまとめておきます。




タイとホアヒンの感染状況

タイの感染者数は比較的落ち着いていたのが、数ヶ月前から急激に伸びて、医療や生活全般に危機感が拡大しています。

Hua Hin Blog / Thailand
[ Our World in Data ]

ホアヒンも以前より感染者数は増えていますが、バンコクと比べると状況はかなり違います。

感染者数の拡大にともない、ホアヒンもロックダウン実施中で、普段と全く同じ生活というわけにはいきませんが、危機感がバンコクほどではありません。

日々バンコクの状況をニュースで観たり聞いたりするたびに、これは本当に同じ国の話なのか?と思うほどです。

ちなみに昨日発表のホアヒンの新規感染者数は26人でした。

バンコクに比べてホアヒンでは危機感があまりない理由としては
  • 医療機関にまだまだ余裕がある
  • クラスタは主に工場や工事現場など
  • 人口が密集していない
  • 自家用車(バイクを含む)で移動する人が殆ど
  • 一軒家に住む人の割合が多い
  • タイ政府以外にホアヒン地域の感染状況のフォローがしっかりしている

などがあると思います。

医療機関にまだまだ余裕がある

バンコクではコロナ関連の治療だけでなく、一般の外来や入院にも支障がでてきているような話をききますが、ホアヒンではいまのところ、そういう状況はみられません。

公立のホアヒン・ホスピタルは、ワクチン接種の会場になっているので多少通常よりもザワザワした雰囲気にはなっていますが…。

ワクチン接種も60歳以上は外国人の登録・接種も数ヶ月前から進み、接種日も人数が限定されているためか会場での混雑もなくスムーズな運営で、接種会場でのクラスタを心配する声もいまのところききません。

バンコクホスピタルでは、例年恒例の母の日スペシャル検診パッケージを今年も売り出していて、マンパワーにまだまだ余裕がある感じです。

私もそのパッケージで先日乳がん検診を受けてきましたが、病院内は普段とかわりない感じでした。

クラスタは主に工場や工事現場など

ホアヒンでは前回 Maya Pub というナイトクラブがクラスタの発生源になって大問題を引き起こしていましたが、それを教訓にしたのか、Maya Pub のオーナーが禁固刑を言い渡されたという情報が流れてきたからか、その手の (禁止されてる遊興関連) クラスタの発生はきかなくなりました。
 
最近では二度大きなクラスタ感染が発生しています。一つは少し前になりますが、パイナップル工場。そしてもうひとつが建設現場です。

どちらも、そこで働く人以外はあまり近寄らない閉鎖的な場所だったこと、その場に臨時の病床をセットアップし、感染者を外にださないで治療を進めたこと、感染者の行動経路が詳しく追跡されて、関連での感染者の多くが特定されたことなどで、一般市民への不安はあまり広がりませんでした。

人口が密集していない

バンコクのような大都市と違い、観光地とはいえ人口が密集していないので、ちょっと外にでてもそうそう人とすれ違うこともなく、中心地をのぞけばまだまだのどかな田舎街。

ロックダウン下でショッピング(食料品の買い物などはできますが)や外食ができなくても、ぶらぶら散歩したりビーチでピクニックしたりと、外でのびのびすることができます。

我が家も昨日ビーチにピクニックランチに行ってきましたが、ビーチにいても左右数百メートルには誰もいない感じで、感染の不安を感じることなく気分転換ができました。

バンコクに比べると人口の割合にスーパーの数が多いのか(事実は不明)、スーパーでもあまり混んでると思うこともなく、レジに長蛇の列ができることもありません。

自家用車(バイクを含む)で移動する人が殆ど

バンコクだと、渋滞のせいもあり普段の生活では公共の交通機関やタクシーを利用する人が多く、外出すると少なくともタクシーの運転手や、他の乗客と狭い空間を共有することになるので、感染の不安もあるし、実際の感染も増えるのではないかと思います。

ホアヒンでは、トゥクトゥクや Grab などを除くと、バーツバス(バンコクではソンテウと呼ばれてる、あれです)の路線が主に街の中心地に何路線かあるだけで、公共の交通機関はほぼありません。

なので殆どの人は自家用車(バイクを含む)を運転して移動しています。

外出するといっても、自分で運転していくので、他人と同乗する必要がないため感染の不安も少ないですし、気分転換にドライブにでかけることもできます。

実際、バスや電車に乗らないというのが、感染の拡大をおさえている大きな要因の一つではないかと思っています。

一軒家に住む人の割合が多い

バンコクでは多くの人がコンドに住んでいて、厳格なロックダウン下では、コンドのプールやジムも使えず、屋内に閉じこもる生活になりがちかもしれません。

ホアヒンではバンコクと違いまだまだ土地がたくさんあるので、ビーチ沿いのコンドを除くと、住宅地にコンドやアパートのような建物は少なく、タイ人も外国人も一軒家やタウンハウスに住んでいる人が多いんです。

室内のスペースもコンドより広いところがほとんどですし、庭や空き地があって、外出しなくてもアウトドアも楽しめます。ちょっとした運動などは、ジムがしまっていても、自宅の庭や家の周辺でやっている人も沢山います。

主に外国人向けの住宅ではプールがある家も多く、自宅のプールは禁止されませんから、普通に毎日泳ぐこともできます。

あまり家からでられないといっても、こういった住環境だと、閉塞感が少なく暮らせます。

タイ政府以外にホアヒン地域の感染状況のフォローがしっかりしている

TV やネット(主にFacebook)を通じて、定期的にタイ政府から現状の報告と、対策の発表がありますが、ホアヒンではそれに加えて、ホアヒンでの情報発信がたくさんあり、タイ語での発表も英語に翻訳して流してくれています。

Facebook のグループには日に何度も情報が流れてくるので、ホアヒンで何がおこっているのかが逐一共有されています。
こういった情報量の多さも、安心に一役買っていると思います。

住民の暮らし

月初から厳しいロックダウンに移行したので、飲食店はデリバリーとテイクアウェイのみになってしまいましたが、バンコクには及びませんがデリバリーは結構充実しています。

ホアヒンでは外国人向けの Facebook のグループがたくさんあって、最近はあちこちの飲食店がデリバリー情報をアップしているので、どの店を応援しようか悩む感じです。

食料品の買い物も、もともと車を運転していく人が多いので、1-2週間分をMAKROなどで買い出し。家での料理の合間に、あちこちからデリバリー。たまに庭で BBQ したり、ビーチにピクニックに行ったり。

我が家では普段よりガーデニングに時間をかけていますが、友人・知人達は、この時期に…と家の修理をしている人も多いようです。

インターネットが普及している現在、スペースと移動手段があって、食べるものの選択肢もそこそこあり、まだ医療が普通に機能してるので、みんなで集まれないのがつまんないね~というくらいで、まあそこそこ快適に暮らしています。

そういう雰囲気なのも、ホアヒンにはリタイアで住んでいる外国人が多いからだと思いますが…。

今普通に仕事をしている人、会社勤めをしている人、家のローンを払っている人、学校に通っている人などなど、今日明日が勝負という生活をしている人は本当に大変だと思います。

観光業としてのホアヒンの状況

ホアヒンは観光への依存率も高いので、このコロナの状況下ではお店を閉めるところも多く、観光業は相当苦しい状況と戦っています。

特に月初からはゴルフ場やウォーターパークなどもしまっていますし、飲食店での店内飲食もできません。

ホテルは営業していますが、ホアヒンに来てもホテルからでても何もすることがない状況です。

それでも狭いコンドの部屋から息抜きに…とやってくる人もいますし、ホテルでは長期滞在向け、WFHパッケージなどを売り出しているところもでてきました。

ホテル滞在自体を楽しめるような高級ホテル、またはビーチへのアクセスがよいホテルなどであれば、この時期のホアヒンでも楽しめるかもしれません。

プーケットのように、ホアヒンも10月から外国人の受け入れもはじめる話がありますが、このままだとそれも延期になるのではないかと思うので、ホテルは国内旅行者に頼るしかないハズなんですが、今のところホアヒンのホテルの値引率は低く、プロモーションもいまひとつ…。

こんな状況だというのに、ホアヒンのホテルはまだまだかなり強気の料金設定のところが多いのですが、それもいつまで続くかな…というところです。

まとめ

今このページを読んでくださってる方は、観光なり移住なりでホアヒンに来ることを想定して、今ホアヒンはどうなんだろうと関心を寄せられている方が多いと思うので、その観点で最後に少しまとめておきます。

ホアヒンへの移動

現在ホアヒン空港はクローズしていますし、長距離バスの運行も中止していますので、ホアヒンへ来るには車を運転してくるか、タクシー利用になります。

移動の制限・自粛とは言われていますが、今のところ検問でストップされて移動できなかったという話は聞こえてきません。

友人でもバンコクまでワクチン接種に日帰りで行ってる人が何人もいますが、特に移動に問題はないようです。

海外からの場合は、Phuket Sandbox (プーケット・サンドボックス)制度の利用の方が、バンコクでの隔離経由よりも、ホテルの宿泊費が安いという情報が Facebook で流れてきています。

これは個々のフライト運行状況や入国条件にもよると思いますので、どちらがよいかは一概に言えませんが、バンコクからでもプーケットからでも、タクシーでホアヒンへ移動が可能です。

滞在 (ホテル・不動産)

ホアヒンではいくつかのホテルが長期滞在パッケージをだしていますが、ホテルの宿泊料金自体は通常時と比べてもそれほど安くなっていません。

例年でもこの時期は雨季のオフピーク時なので、12月~2月頃に比べると安くなっている時期です。例年のこの時期の料金と比べると余りかわりがないくらいです。

ホテルの安さでいうと、バンコクのホテルの方がずっとお得感があるので、数日のステイケーションなら、バンコクのホテルをお勧めします。

ただこの時期、長期の家篭りが辛くなってきて、しばらく場所を移したいという方には、ホアヒン滞在も一つの選択肢だと思います。

1ヶ月以上の単位で滞在する場合には、ホテルよりも庭やプール付きの一戸建ての賃貸がお勧めです。

ホアヒンのようなリゾート地では、全家具・キッチン用品備え付けで、スーツケース一つで入居して暮らせる仕様の賃貸物件が短期で契約できます。
賃貸物件の家賃はかなり安くなっています。

交渉次第ですが、殆どのところでWiFiも込み、光熱費は使用分、となっていて、短期の為に自分で何かの契約をしなければならないということはありません。

庭やプールがあるようなところは、週に何度かガーデナーやプールのメンテナンスが来るようになっていますので(個別に要確認)自分でする必要もない場合がほとんどです。

掃除も、既に契約に入っていなければ、個別にお願いすることが可能です。

一軒家なんかに住んだら、掃除やメンテナンスが大変そう…と思っている方も多いかもしれませんが、その辺はあまり心配する必要がないかと思います。

仕事が100% WFH できる方であれば、この時期学校は休みかオンライン授業だと思うので、家族で数ヶ月ホアヒンで暮らすというのもありです。

その場合、少なくとも一家庭に一人は車の運転ができる人がいるというのが望ましいですが。

車はバンコクから運転してきてもいいですが、ホアヒンでレンタカーを借りることもできます。ホアヒンでの快適な生活には、車の運転(少なくともバイク)は必須です。

この時期、友人に『ホアヒンに行くのどう思う?』と相談されたら、私のこたえは、長期なら勧めるが短期なら待て…ですかね。

状況が刻々と変化するので、来週になったらまた違うふうに考えているかもしれませんが…。

いらっしゃる際は、必ずその時点での最新情報をご確認ください。

こんな状況になって、私自身あまり外出も外食もしなくなって、ブログの更新もストップしていましたが、最近友人からの問い合わせも増えてきたので、少しずつまたホアヒン情報を更新していこうと思っています。












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