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Covid-19の状況下でホアヒンを訪れる際に気になる医療の話
Covid-19 関連で医療崩壊が発生しているところも少なくないようで、こんな時に移動すると、旅先・移住先で何かあったら…という心配もあります。ちょっと昨日からまた Covid-19 の状況下のホアヒンの話をアップしているのは、11月1日のホアヒン・再オープンの話があるからか、数人の友人がホアヒンに戻ってくる予定を立てていて、色々質問されていたからです。
Covid-19 で渡航規制がでるようになってから、UK に帰ったきりになっていたお隣も11月の頭に戻ってくる予定。
ネットやニュースで得られる情報だけでなく、現地に住んでいる人から直接聞きたいことも多いようで、連日メッセージが届きます。
まあお隣の一番の関心事は『まだお店でお酒飲めないの?』ですけど、笑
次に心配なのは医療関係。
やっぱり年をとってくると、若い時とは違って、日常で病院のお世話になることも多いですからね。
Covid-19の状況下のホアヒンの医療状況概要
最近は余りききませんが、一時期はバンコクからも医療崩壊の辛い現状を嘆く声が SNS に流れてきていました。
ホアヒンでは今のところ一度もそういう状況にはなっていません。
公立病院の Hua Hin Hospital はワクチン接種会場になっていて、接種のピークの頃は一時騒然としていましたが、それもかなり落ち着いたようです。
どこの病院でも通常の診療を行っていますし、緊急でない健康診断などもいつもどおり受けることができます。
Hua Hin Hospital のワクチン接種会場も、駐車場ビルに特設会場を設けていて、ワクチン接種の受付・問い合わせなども全部そちらでするようになっているので、病院の本体がごった返すという状況ではありません。
どこの病院でも、入り口で検温をしているくらいで、特に取り立てて普段と違ったことはないようです。
ホアヒンでコロナ感染がわかった場合
ホアヒンでは、コロナに感染しても入院できるところが見つからないどころか、否応なしに強制入院です。
タイ人は無料ですが、外国人は有料なのでコロナ保険には入っておいたほうがいいと思います。
先日強制入院させられた友人は、コロナかなと思って病院で検査をして感染が確認されると、そのまま隔離病院へ…となり、Hua Hin Hospital 5 という感染症系専門の設備もそれほど良くないところに強制隔離・入院させられて、9万バーツほどの請求がきたそうです。
ホアヒンの病院の選択肢
ホアヒンでは公立なら
- Hua Hin Hospital
プライベートなら
- Bangkok Hospital
- San Paulo Hospital
が入院や手術の設備を備えた大型病院で、それ以外にも小さなクリニックは街のいたるところにあります。
残念ながらバンコクのように日本語対応している病院はありません。
その代わり、教育を英語圏で受けたドクターが多いため、英語であれば全く問題がありません。
公立の Hua Hin Hospital でも、外国人専用の窓口があり、そちらで英語対応をしてくれます。
それでも受付窓口の人や看護師の人は余り英語ができない人もいるので、完全英語対応を望む場合はプライベートの Bangkok Hospital や San Paulo Hospital に行くほうが安心です。
医療費がかなり違うので、我が家の場合は緊急で行くときは Bangkok Hospital、事前に準備・計画して行ける場合は Hua Hin Hospital というように使い分けています。
そんな中、在住外国人向けに新しくオープンした医療サービスが Be Well Medical Center。
病院とローカルクリニックの間といった感じ。
GP(General practitioner) 制度に慣れていた人たちに好評で、既に分院をオープンするほどになっています。
Be Well Medical Center
Be Well Medical Center
本院はホアヒンの南にある Banyan Resort & Residences (Banyan Golf Course とは場所が違うので要注意) の敷地内にあります。
最近 Black Mountain にある Sansara Resort 内に分院をオープンしたようです。
メンバー制度もありますが、もちろん観光客の方で一度きりの通院でも利用可能ですので、ホアヒン滞在中にちょっと風邪かな…くらいの症状でお医者さんに診てもらいたい時などにお勧めです。
クリニック内は居心地がよく、全英語対応で、快適に診療を受けることができます。
ちなみに一般とメンバーの診療費の違いはこんな感じです。
Standard
- Family Doctor / General Practitioner Consultation (up to 10 min) - THB 650
- House Call During Clinic Hours - N/A
*(weekdays 8am-6pm, weekends 10am-4pm) - Video Consultations** - N/A
- Specialist Online Consultations*** - THB 1800
- Dietician Consultation - THB 800
Members
- Family Doctor / General Practitioner Consultation (up to 10 min) - THB 500
- House Call During Clinic Hours - THB 1500
*(weekdays 8am-6pm, weekends 10am-4pm) - Video Consultations** - THB 500
- Specialist Online Consultations*** - THB 1500
- Dietician Consultation - THB 600
頻繁に通うわけでなければ、診療費の差はそれほどでもないのですが、往診とビデオ診療はメンバーだけなので、メンバーになっている人も多いようです。
短期滞在者ように、THB 1000で90日間というテンポラリー・メンバーシップも用意されています。
我が家もタイに引っ越してきてから、何かあればすぐ病院というシステム(たぶん日本は今もこのシステムがメインですかね?)に慣れなくて、シンガポールに戻るたびにかかりつけの GP を訪れたりしていたので、今後はここを我が家の GP として利用するつもりです。
やっぱり言葉が心配
ホアヒンは病院も歯医者も英語なら万全なのですが、やはり日本語で対応してくれるところがないのは心配という方も多いと思います。
もちろん日本語だけでなく、英語以外の言葉が母国語で、英語が余り話せない…という人もホアヒンには沢山いるわけで、そういった時には病院でもグーグル翻訳を使ったりしているようです。
お隣の仏人が入院していた時も、看護師がお隣さんとタブレットのグーグル翻訳を使って会話をしていました。
私達が診療を受けに行った時も、前の患者さんがロシア語話者だったのか、ドクターの机の上の PC にはグーグル翻訳の英語→ロシア語の画面が表示されていました。
文学的なニュアンスなどが介在しない、病名とか薬の名前とかは自動翻訳でも割と正確に訳してくれるものなのかもしれません。
それでも手術とかの大事になって、意思の疎通ができなくてどうにもならない場合、緊急時にはヘリコプターでバンコクの病院に搬送ということも可能なようです。