注)只今旧サイトからブログの引っ越し中ですが、このページはまだ引っ越し・修正が終わっていません。修正作業を順次行っていますので、完成版までは今少しお待ち下さい。
ゴルフという職業
友人で、正確に言うと友人の息子で、プロゴルファーをしている Timくんというオーストラリア人がいる。何年か Asian Tour でプレーしていたので、シンガポールやタイで開催される試合を観に行って、応援したりしていた。
去年は PGA China のツアーに移ってしまって、近くで開催される試合がないし、Golf Channel でも試合が放映されないので、つまらないな~と思っていたら、今年はまた Asian Tour に戻ってきたいと思っているらしい。
・・・ということで、Asian Tour の Q School (クオリファイング・スクールと行って、今年のトーナメントへの参加権を獲得するために競うもの) に出るために、ホアヒンに来ている。
ここ数年 Asian Tour の Q School は、毎年ホアヒンで開催されていて、今年も現在進行中。
何段階かあるのだが、彼の場合は、他で多少実績があるので、最初の段階は免除されていて、いきなりファイナル・ラウンドからの出場となる。
もう一人、こちらは友人の弟で、彼は勝ち抜いてきて、今週のファイナル・ラウンドへの出場権を獲得した。こちらはフィンランド人。
現在、ホアヒンの我が家には、Tim と彼の友人の2人の計3人が、今週のファイナル・ランドに挑むために滞在している。
数年前、Q School を第2位で終了したときは、結構試合にでる機会もあったので、今回も上位入賞を心から願っている。
Tim の両親はともにシングル・ハンディキャップのゴルフ好きで、お父さんの影響でゴルフを始めた彼は、オーストラリアではアマチュアの試合の数々で優勝したり、シンガポール・オープンのアマチュア部門でも優勝した経験がある。
プロに転向してから、なかなかいい成績があげられず、焦っているのも伝わってくるし、プロゴルファーの生活って、ホント毎週毎週海外を移動ばかりで、お金もかかるだけでなく、精神的にも肉体的にも、かなり大変だ。
私達は、お金を使って、楽しむためにゴルフをしているけれど、お金を稼ぐためにゴルフをするのは、本当に難しい。
彼のお父さんも、私達も、いつ彼が 『もうやめた』 といいだすか、内心ハラハラしながら見守っている。
それも、PGA China に移ってからは、余り情報が入ってこなくてさみしいなと思っていたところだったので、今年また Aisan Tour でプレーできるようになってくれたら、本当に嬉しい。
Asian Tour はホアヒンやバンコク周辺のコースでも試合があるので、観に行けるチャンスもあるかもしれないし、Golf Channel で放映されるので、リーダーズ・ボードの上の方に上がれれば、TVで観ることもできるかもしれない。
うちの旦那は、私の数十倍もゴルフが好きで、熱心だが、それでも、ゴルフを職業にしたいと思ったことなどないようだ。そのスキルがあるとかないとか以前の問題。
たぶん職業にしてしまったら、ゴルフが嫌いになるだろうとのこと。
その気持ちは良く分かる。
せっかく Tim が我が家に泊まって、今週は私達がメンバーのゴルフ場で試合だというのに、残念ながら、よりによって今週は私達夫婦はシンガポール。
ホアヒンにいれば、試合も観にいけたのに・・・と残念でならない。
Q School を上位で終了してくれれば、もしかしたら2月のホアヒンにあるブラック・マウンテンというコースで開催される試合に出られるかもしれないので、今はそれを願って待つのみ。
ゴルフを一生の職業にして頑張っている彼を、ちょっとでも経済的に支援してあげられるのも、ゴルフ好きの私達のささやかな楽しみだ。
ホント頑張って欲しいものだ。今週はシンガポールから健闘を祈りたい。