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空気中の湿度から飲み水を作る

タイでの水問題に関しては、過去にも何回か書いてきました。

• 2014年09月14日 タイでの水事情　問題その１　断水編
• 2014年11月25日 タイでの水事情　問題その2　水質編
• 2014年12月05日 タイでの水事情　問題その3　給水トラック編
• 2015年01月29日 タイでの水事情　その後　その1

『タイでの水事情　その後』 では、これ以上書く内容がないことを祈っていましたが、そこはタイというお国柄･･･。
水問題に関しては問題が後を絶ちません。

ホアヒンの住宅地では、家での水道水には大きく分けて3種類あります。
●　井戸水が水道管を通じて供給されてくる。
●　ガバメント・ウォーター(水道局の上水場からくる水)が水道管を通じて供給されてくる。
●　給水トラックに定期的にきてもらってタンクに入れる。

上水道が来ていないところがあるなんて、日本人どころか、タイ人でもバンコクに住んでいる人には想像がつかないかもしれませんね～。

ホアヒンのような街では、それまで本当にまわりに何もなかったような所に住宅地を建設しているので、家ができて需要ができてから水道を引く･･･という、順序が逆になることがおこってるんです。

必要もないところに、どんどん公共事業という名のもとお金を使っていく政治よりは、まともといえばまともかも･･･。

ホアヒンも徐々にガバメントウォーターへの切り替えが進んでいるのですが、2ヶ月待ちが往々にして2年待ちになるなんてことは日常茶飯事のことなので、うちのあたりもガバメントウォーターが来るのはいつのことになるやら･･･。

それでもうちの住宅地には井戸水がきているので、非常時以外、水トラックを呼ぶ必要はありません。

ガバメントウォーターは、井戸水よりも水質がよいとのことで、住民一同首を長くしてまっていますが、(しかも必要経費は既に徴収されているし)　来る来るといわれてから、もう1年以上待っています。

そんなうちの住宅地で、先日井戸水を各家に供給するポンプが壊れるというトラブルが発生。
ポンプの修理がすむまで、1～2ヶ月、うちでも給水トラックにお世話になることになりました。

もともと井戸水でも水質はそれほどよくないのが、給水トラックで運んできてもらう水がもっと水質が悪く･･･加えてそのタイミングでうちの水浄化装置も故障（涙）。

そうなると、とりあえず生活用水にはこまらないけど、口の中にいれる水はペットボトルの水が欠かせません。

水はスーパーで安く売ってはいるものの、毎回毎回買いに行ったり運んだりするのは結構な手間。

そこで、我が家でも、とうとう友人達と同様、『飲料水製造機』 を購入することにしました。

そのうちガバメント・ウォーターは来るのだし、それまでにも、うちの水浄化装置は修理するし、とりあえずポンプは修理されて井戸水はくるようになったけど･･･ここはタイ。
今後も何があるか分かりません。

たとえどんなに備えても、備えすぎということはありえないのが、タイ。
特に水と言うのは生活に欠かせないインフラなのでねぇ～。

この 『飲料水製造機』 は、私のまわりでは持っている人が多いんです。

除湿機で除湿した水を、飲料水にするためのいくつかのフィルターを通して、飲める水にするというもの。

常に湿度が高いこの国では、一日に15リットルから30リットルくらい水ができます。

スーパーで売っている安いペットボトルの水などは、製造設備の規模こそ違え、同じようなからくりで製造しているらしいし、レストランなどでだされる水も、これを使っているところは多いらしいです。
実際、硬質ではない美味しい水ができてきます。



Pure Aqua Thailand

ペットボトルの水を常備しなくてもよくなったのは、本当に便利です。

ここに来るまで、こんなものがあるなんて聞いたこともありませんでしたが、この辺りでは結構売れているようです。

うちもご近所さんと一緒に、2台買うからまけて～ということで、大幅なディスカウントをしてもらいました。
いまのところそのパフォーマンスには大満足です。

所変われば、売れる商品も違う･･･ということで。

機械自体は大幅ディスカウントの後でも安いとはいえない値段なので、安い水が手に入るというよりは、便利さを手に入れたい人用です。

普段水を飲むことによって得られるミネラルなどは何も入っていないので、お隣さんなんかは、健康の為に飲水用には別途ミネラルウォーターを買って飲んでいるということです。

我が家は、ミネラルは食品から取ればいいや～と思っているので、飲水や料理に使う水は全部この機械で補っています。
あまりに便利で、もうこれなしには生活できそうにないです（笑）。

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