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ホアヒンで象をみるなら Hutsadin Elephant Foundation
私の友人達は、東南アジア圏以外から来た人は、みんな一度は象をみたいとリクエストしてきます。この辺に住んでいないと、動物園の柵の向こう側にしか象を見る機会って殆どないですものねぇ~。
それでも昨今の動物愛護の観点から、象に乗るアトラクションをやめる所は増え、そうすると収入ダウンということで、見世物として象を扱っている観光地は減りつつあります。
まあそれは良いことだ。
ということで、ホアヒンで象を見たい方のお勧めはここ、Hutsadin Elephant Foundation。
いくつかある象の保護施設の一つで、比較的ホアヒンの街中からのアクセスもいい場所にあります。
入り口は一見『ここはお寺か?』と思うような造り。
主催者だか出資者だか忘れましたが、敬虔な仏教徒の方なんだとか。
ここは虐待されていた象を保護している施設で、ボランティアと募金に支えられています。
入場料という設定はなく、アクティビティへの参加料金になっています。
『柵の向こう側に一日中閉じ込めておいて、それを外から眺める人からお金を取る』式にしないようになっているようです。
基本の料金は、『象と一緒に散歩して、その後体を洗う』というもの。別途エデュケーショナル・ツアーというのがあって、もっと詳しく象の話が聞けるというのもあります。
象の保護施設とはいっても、大自然の人里離れた所にあるわけではないので、夜は柵の向こう側で、足にもチェーンをしています。
そうしておかないと、逃げ出してしまうこともあるし、そうなると大変・・・。
とうことで、日中はアトラクションとして提供している散歩が象にとってもよい運動になっているようです。
ホアヒンの住宅街なんかに作らないで、もっと人里離れた所につくればいいのに、というご意見もあるでしょうが、もちろん人里離れたところにも象のシェルターは沢山あります。
でも実際にホアヒンの近くでも虐待されている象がいて、保護した象を遠くまで輸送するのもまた大変。
誰もボランティアや募金に来てくれないような所では、シェルターの維持も難しい・・・ということらしいです。
実際『保護』すると言っても、ここのシェルターが買い取ってくるそうです。
虐待してる側もタダでは引き渡してくれないらしいです。まあそうでしょうね。
扱いに困って放置してるならまだしも、お金になるから虐待的にこき使ってる人にしてみれば、なんでタダで渡さないといけないんだ?ってことでしょうから。
まずは象との散歩の様子を動画でどうぞ。
毎回きちんとボランティアのガイドと象の担当者がついて散歩するので安心です。
象も途中で草を食んだり用を足したりしながら、ノンビリ。
もちろんここでは象に乗るというアトラクションはありません。
一人一籠バナナをもらうので、散歩の途中でバナナを象にあげながら歩きます。
虐待され続けて、ここに来ても最初は人間を恐れている象が殆どだとか。
ここで大切にされて、みんなから手渡しでバナナをもらって、優しくなでられたり体を洗ったりされてるうちに、段々落ち着いてくるそうです。
中では多少のお土産の物品販売や、あちこちに募金箱があり、アクティビティへの参加料金+少しは用意して行った方がいいですね。
毎日保護されている象の食費だけでも相当な額で、あちこちから食料になるバナナの茎を寄付してもらったり、やりくりに一苦労しているようです。
アクティビティの一環として体を洗うというのも、象が自主的に池につかって水浴びができるような環境ではないところで、一日中ボランティアの人だけで水かけているより、体験した人も嬉しい、それがお金になってまた象の食料になるということらしいです。
象と散歩+体を洗うアクティビティ(餌のバナナ込み)は大人一人800バーツ、3-8歳の子供は400バーツです。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
Hutsadin Elephant Doundation